近年急激に被害が広がっているアカリンダニと、ウイルス。この2つをテーマにニホンミツバチの研究会を実施します。国内屈指の研究者が、最新の研究についてご紹介いたします。研究会後に飼育者同士の交流会もあり、日本ミツバチの情報交換も行えます。すでに参加者は160名を超えています。

開催情報

日程: 2016年12月11日 (日)  講演会13:30 ~17:00、交流会17:00~19:00

場所: 京都学園大学 太秦キャンパス みらいホール

費用 参加費: 1,000円 (前売り)、1,500円(当日)、交流会は別途 2500円

主催: 京都ニホンミツバチ研究所、京都ニホンミツバチ週末養蜂の会

後援: 京都学園大学

事務局: 京都学園大学バイオ環境学部 一丸直哉、坂本文夫(Tel 0771-29-3589)

プログラム

研究会 (1000円)

時間 内容
13:30〜 開会挨拶 坂本文夫 (京都ニホンミツバチ研究所、京都学園大学)
13:35〜 アカリンダニと蜂児出し―その現状と、対策の確立に向けて― 前田太郎 (農研機構 生物機能利用研究部門)・芳山三喜雄(農研機構 畜産研究部門)

国内で広がり続けるニホンミツバチのアカリンダニによる被害の状況と、その被害を食い止める色々な対処法に関する研究・調査についてご紹介いただきます。本講演はアカリンダニの被害を体験した人にも、具体的な被害を体験していない人にも役に立つものと思います。また、アジアの近隣諸国ではトウヨウミツバチにおいてサックブルードウイルスによる壊滅的な被害が報告されており、最近国内でもこのウイルスによると考えられるニホンミツバチの蜂児出しが問題視されています。本講演では、サックブルードウイルスの基礎的知見の紹介と、蜂児出しとの関係、ニホンミツバチにおける調査についてもご紹介いただきます。今後の蜂児出し対策に役立つお話が聞けると思います。

14:50〜 休憩
15:10〜 なぜアカリンダニが増えたのか?―共進化から解く外来種問題― 坂本佳子(国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター)

アカリンダニとニホンミツバチの関係についての基礎的な研究を行っておられる演者には、最近の研究から明らかになってきた両者の実態について鋭く切り込んで頂きます。宿主と寄生者は長い時間をかけて対立しながら進化し、お互い安定した関係を築くのが一般的ですが、アカリンダニとニホンミツバチの関係は異なっているとのこと。これらの知見がアカリンダニの対処法として応用できることを期待したいです。

16:05〜 パネル討論 ダニやウイルスにどう対処すべきか

講演者と主催者の討論、参加者との質疑応答を行います。主催者側から京都府下でのアカリンダニ寄生の現状と2,3か所で見つかったアカリンダニを克服したと思われる事例の報告をします。次に、この事例や参加者からご報告いただく事例をもとに講演者、参加者、主催者の間で、これからダニやウイルスの問題をどのように対処していくかを討議したいと思います。

16:55〜 閉会挨拶 志賀生実 (京都ニホンミツバチ週末養蜂の会)

交流会 (研究会参加者のうち希望者のみ、2500円)

時間 内容
17:00〜 交流会(有料・希望者のみ) 1階レストランにて飲食しながら、講演者・主催者を交えて参加者同士で自由に交流していただきます。
19:00 交流会終了

講演者

前田太郎

兵庫県朝来市出身。2001年に京都大学大学院 農学研究科にて博士号取得。 2002年より農業生物資源研究所(現・農研機構 生物機能利用研究部門)に勤務。 研究分野 天敵の行動制御と害虫管理、ニホンミツバチの総合研究

芳山 三喜雄

愛知県常滑市出身。筑波大学 農学研究科博士課程修了、博士号(農学)取得。 2008年より農研機構 畜産研究部門に勤務。

研究分野
ゲノム情報を利用したミツバチ有用遺伝子の探索・解析

坂本佳子

兵庫県神戸市出身。大阪府立大学大学院博士課程修了、博士号(緑地環境科学)取得。2013年より国立環境研究所勤務。

研究分野
絶滅危惧種の保全生態学、外来種の化学的防除と生態影響評価、アカリンダニの生態学的研究

交流会

今年は研究会の後に行う交流会を拡充いたします。
前回は無料でしたが、今回は2500円で有料となります。11月25日までのお申し込みが必須となりますのでご注意ください。今回は、サラダ、サンドウィッチ、巻き寿司等と、ビール、ジュースの提供を予定しております。(写真はイメージです)

以下の内容を予定しております。

  • 講師陣との交流
  • 坂本文夫名誉教授の研究内容の紹介パネル
  • ハチミツ専門店 au bon mielさんのハチミツの試食会
  • 重箱式巣箱の持ち上げ機の展示
  • 巣箱や書籍等の販売
  • ニホンミツバチのQ&A、利用者交流会

また、参加者の皆さんから、希望者を募って巣箱の展示や、採蜜道具など、考案されたものの紹介を行っていただく予定です。

参加者による展示の募集要項

応募時に必要な情報

申込後、以下の情報をメールにて運営に送付してください
・タイトル
・展示物の写真1枚以上
・説明文200文字
* 写真、説明文は、サイト等に掲載されたり、当日配布のプログラムに載る場合がございます。

展示の条件
・交流会中は、担当の者が展示の近くにいて、説明できるようにしてください
・基本的には、縦横の大きさが1m四方、高さが2mに収まる大きさ(個別相談に応じます)
・トラブルにつながるため、販売や物品の配布は原則禁止
・スペースの関係や、ほぼ同じものを他の参加者が展示する場合は、運営の判断により展示できない場合がある。(申し込み先着順)
・展示の取りやめは当日でも可能

会場情報

みらいホール(大講義室)

アクセス

住所:京都学園大学京都太秦キャンパス

〒615-8577
京都市右京区山ノ内五反田町18

北側の御池通の門からお入りください。

最寄駅からのアクセス方法:

  • 京都市営地下鉄東西線 太秦天神川駅 下車徒歩3分
  • 京福嵐山本線 嵐電天神川駅 下車徒歩5分
  • JR嵯峨野線 花園駅 下車徒歩15分

京都駅からのアクセス:
京都市営地下鉄東西線 太秦天神川駅 の利用が便利です。所用時間20分程度。地下鉄烏丸線にて烏丸御池駅へ。烏丸御池駅にて東西線に乗り換え、太秦天神川駅へ。

会場には当日ご利用できる駐車場がございません。できる限り地下鉄など公共交通手段でお越しください。大学周辺にはコインパーキングがいくつかございますが、多数の方がご来場されるため、当日は混雑が予想されます。

*昨年は駐車場を一部提供できましたが、今年は大学構内で別のイベントが開催されることもあり、駐車場が利用できません。

お申し込み

チケットは郵送されません。電子チケットですのでご注意ください。Yahoo!ショッピングの「週末養蜂家の日本蜜蜂ショップ」での購入後、メールにて送信されます。

1度に複数人分の注文が可能です。その場合は、受付には同時にお越しください。

研究会のみチケット  (68名が購入)

  • 前売り券 1,000円  (12月10日まで販売、売切次第終了)
  • 当日券 1,500円

交流会追加 (106名が購入)

  • 希望者のみ、別途2,500円。
  • 料理や飲み物の準備の関係で、事前に申し込みが必要です。
  • 12月5日申込を締切ました

昨年の参加者の声

  • 学会の発表などと違う、とても、庶民的て、参加者が学ぼうとする雰囲気でした。坂本先生のリードのお蔭でしたね。
  • 前田さん、坂本さんの研究に取り組む真摯な姿勢に心打たれ、彼らのがんばりにより、さらにアカリンダニのことが明らかになると思いました。研究者サイドと、一般の方:養蜂家および養蜂愛好家との考え方とか、ものの見方の乖離に驚きましたが、こういうものかとも思いました。
  • アカリンダニによる日本蜜蜂の被害が全国に及んでいることが良く分かった。是非、これからも研究を続けて下さることを切望します。仮説をたてて統計論手法でのご説明でしたが、母集団(被害蜂)を増やされて是非その結果を次回で発表されることを懇願します。
  • 昨年、初めて1群を得ましたが、今年は0群になってしまい、ショックを受けていました。なので、150群を失ってしまった方等の残念な気持ちは、想像が付きません。お手軽に飼育ができ、蜂蜜まで得られると考えていましたが、各々で、試行錯誤を繰り返しているのだと実感しました。準備万端、来年を楽しみに待ちます。
  • 今、問題視していることはアカリンダニとスムシと蜂児捨てがあり2点は良く分かりましたが、蜂児捨てを結構参加者は情報を欲しがっていましたがほとんど対応なしで残念でした。まだ、分かっていない問題ですが少しでも情報をいただければ幸いでした。   (運営より: 今年のプログラムに蜂児捨てを含めています)
  • 素晴らしい研究をされていることに感心しました。が、養蜂について素人の方も多く参加されて居ただろうと思うので、易しいテーマも一つぐらいあったらと感じています。   (運営より: 交流会では初心者の方も楽しめる展示を予定しています)
  • 本当に多くの熱い方々・遠方方々がお見えになり日本的な会になってきたと思います。これが関西で行われている身近な人が開催していることを誇りに思います。大変ありがたく感謝いたしますとともに責任も重くなってきますがまた次回を期待し楽しみにしております。ありがとうございました。坂本先生はじめ裏方の学生さん達や皆さんに御礼申し上げます。

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